みなさまこんにちは。店長の福田です。
仕事柄、「歩きやすい靴の選び方」についてご質問をいただくことも多いのですが、皆さんはどんな点が気になりますか?
まず気になるのは、甲高や幅広など足にフィットするサイズ感ですよね。
では素材についてはいかがでしょうか。
柔らかさや伸縮性など生地の素材は気になるところかと思いますが、アウトソール(靴底)の素材はあまり気にしないという方も多いのではないでしょうか?
そうなんです。普段ばきの靴に関しては、皆さん見落としやすいのが【靴底】。ですが、歩きやすい靴をお求めでしたら是非注目していただきたいポイントです。
なぜなら、靴底の種類によって柔らかさや滑りにくさ、靴全体の重量などが変わってくるからです。
では「どんな靴底を選べばいいのか?」ですが、それは「何を重視するか」によります。
靴底の種類は多種多様で、それぞれメリット・デメリットがありますので、ざっと覚えていただいて、お好みや用途に合った靴選びに活かしていただければと思います。
私もまだ勉強中ではありますが、今回は婦人靴によく使われる2種類の靴底をご紹介します。
◆「軽さ」を重視する方にオススメ
【PUソール】
こちらはポリウレタン素材のソールで、プラスチックの手触りです。
メリットは、何より「軽い」という事。
ミセスシューズのメーカーとして創業した大阪マルニでは、このPUソールも多く使用しておりますが、最近は厚底サンダルなどにPUソールを使用しているケースもよく見られます(ModaLadianの商品にも一部あります)。
また、デザインも多彩で、底の裏(地面に着く面)に柄があって可愛いものもあります。
厚底でも見た目より軽いので、軽さ重視の方にはPUソールがおすすめです。
デメリットは、PUソールのみだと「滑りにくさ」という点で少々劣ることです。特に、雨の日にツルツルしている道を歩く際には、その点を意識していただきたいです。また、屈曲性も他より劣ります。
少々滑りやすいというデメリットを解消するため、PUソールに底面だけラバーを付けているタイプも多いです。
弊社の「Hyper Walkシリーズ」もそうです。
軽いPUソールに、世界最高基準の滑りにくさを誇るハイパーVソール(※)を付ければデメリットの滑りやすさも解消され、最強シューズとなります!
(※)製造元=日進ゴム株式会社
—PUソール おすすめ度—
軽さ☆☆☆
屈曲性☆☆
滑りにくさ☆
耐久性☆☆
◆滑りにくさや、屈曲性を重視する方にオススメ
【TPRソール】
こちらはゴムのような手触りが特徴です。
厳密に言うとゴムではないのですが、素材がゴムに近いです。
なのでメリットは「滑りにくい」という事。
靴を選ぶときに「これ滑らないかしら?」と底を手でこすってみた事ありませんか? その時に手指が止まる感じがあるのが「TPR」です。
(他にも本物のゴム素材から出来るラバーソールやクレープソールなどもあります)
そして屈曲性もTPRの良いところです。
ModaLadian一番人気の「コンフォート2403シリーズ」にもTPRソールを使用しています。
デメリットは「重さ」です。
やはり滑りにくい分、PUソールには劣ります。
しかし弊社のタイ自社工場の職人さんが研究して作った現在のTPRソールはとても軽いです。
この軽量タイプのTPRソールは、現在ModaLadianの商品に一番多く使われており、シンプルなデザインが人気の「1640レイヤーパンプス」もこのソールです。
ネットショッピングで靴を買う時に、滑りにくいのがいいなと思ったら、このTPR素材かラバー素材、もしくはハイパーウォークをおすすめします!
是非ご購入の前に素材を確認してみてください。
—TPRソール おすすめ度—
軽さ☆☆
屈曲性☆☆☆
滑りにくさ☆☆☆
耐久性☆☆☆
* * * * *
他の靴底についても次回のブログで紹介したいと思います!